研究室から
小さな研究室
三浦 義彰
1
1東大衛生看護学科
pp.319-320
発行日 1959年12月15日
Published Date 1959/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425906106
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いままでにあまり立派な研究室の紹介があつたので,今度は目先をかえてスモールスケールの研究室の現状をという編集部の御注文で敢て筆をとつた。
正直にいってわたくしたちには「学生実習室」はあるが,「研究室」は持つていない。5年前に東大医学部に医学科,薬学科と相並んで第三の学科,衛生看護学科が生れ,高級看護婦の養成をはじめた時にはじめてもらつた56.7平方米,(17.5坪)の地下室の部屋が「学生実習室」であつて,学生実習のある時は研究は中止するのである。もつとも衛生看護学科自体総面積790平方米,(243.7坪)しかないのだから生化学はまだよい方だろう。
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