Japanese
English
論述
酸溶性ヌクレオチドとその臓器分布について
Distribution of the Acid-soluble Nucleotides in Various Normal and Neoplastic Tissues of Rats
堀江 滋夫
1
Shigeo Horie
1
1東京大学医学部生化学教室
1Department of Biochemistry, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.284-293
発行日 1959年12月15日
Published Date 1959/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425906101
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Ⅰ.ヌクレオチド(nucleotide)
ヌクレオチドは有機塩基—五炭糖—燐酸の3者が結合した基本構造をもつ物質の総称で,生体にひろく分布している。燐酸と五炭糖との間のエステル結合によつて多分子が重合したものをポリヌクレオチドといい,これに属するものとしてリボ核酸,デオキシリボ核酸等がある。重合していない形のものをモノヌクレオチドmononucleotideといい,アデニル酸(AMP)がその一例である。モノヌクレオチドおよび重合度の低いヌクレオチドを合せてオリゴヌクレオチドということがある。
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