Japanese
English
報告
腸反射に關する實驗
Intestino-intestinal reflexes
錢場 武彦
1
Takehiko SEMBA
1
1廣島大學醫學部生理學教室
1Department of Physiology, Hiroshima University. Faculty of Medicine
pp.133-135
発行日 1953年12月15日
Published Date 1953/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905751
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腸反射に關する研究はBayliss & Starling(1899)1)に基礎を置く。彼らは指にて腸をhandlingすると全腸に反射的運動抑制が生ずるのを見出し,Morinら(1934)2)6)が腸壁に伸展刺激を加えて之を確めて居る。この反射は常に内臟神經の切斷によつて消失した。今私は小腸の一部に食鹽水を注いで,この部の著しい緊張の増加,運動の亢進を起させた場合に,やはり小腸の其他の部の緊張の低下,運動の抑制を見る事が出來たが,この際は内臓神經の切斷によつで反射は消失しなかつた。この機轉を追及した。
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