Japanese
English
報告
皮膚壓迫による膝蓋腱反射閾値の變動について
Studies on the Effect of Skin Pressure upon the Threshold of Knee-Jerk in Man
長谷川 渙
1
,
山崎 恒雄
1
,
岡井 一雄
1
Akira HASEGAWA
1
1新潟大學醫學部 生理學教室
1Department of Physiology, School oJ Medicine, Niigata University
pp.286-289
発行日 1953年6月15日
Published Date 1953/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905722
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まえおき
皮膚の壓迫刺激が正常人の四肢筋の緊張に及ぼす影響については,高木等1)2)3)の報告がある。これらは何れも被驗者をして隨意筋に豫め一定の緊張状態(tonic contraction)を保たせておき,壓迫によつて起る緊張の變化を同心型針電極により導いたN. M. U. のspike放電間隔を測定することによつて觀察したものである。
今回吾々は,正常人に於て隨意筋に自覺的には何らの緊張(tonic contraction)をも加えない状態での壓迫效果を確かめようと思い,筋緊張に大きく左右される膝蓋腱反射の閾値について以下の實驗を行つた。
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