報告
馬傳染性貧血に關する實驗的研究(第1報)—病毒をマウス腦等に分離固定することについて
荒川 淸二
1
,
兼子 千秋
1
,
關 冨雄
1
,
武藤 進
2
1傳研痘瘡研究室
2傳研第一研究部
pp.143-144
発行日 1952年12月15日
Published Date 1952/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905692
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幼若マウスを用いると,今迄適當な實驗動物がないとされた病毒も,その腦に分離固定可能なるものがあることをデング熱1),麻疹2),流行性黄疽3),トラコーマ4),水痘5)等についてみたので,本法を馬の傳染性貧血について試みた處,比較的容易に分離固定することが出來た。又孵化鷄卵法も有效であることを見たので報告する。
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