報告
筋収縮に關する藥理學的研究(1)—蛙骨骼筋における抗アセチルコリン作用とクラーレ作用
熊谷 洋
1
,
江橋 節郞
1
,
藤田 完吉
1
1東京大學醫學部藥理學教室
pp.66-71
発行日 1951年10月15日
Published Date 1951/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905610
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我々が今後一連の研究に於て意圖する所は,特定の一藥物の性格を詳細に究めることではなく,筋の機能的な特性に即して,藥物を系統的に検討し,併せて,藥物作用の定量方法を設定することにある。
今回報告するのは,蛙骨骼筋における諸種藥物の抗アセチルコリン(以下Achと略稱)作用と,クラーレ(以下Cr.と略稱)作用の表示,及び兩作用の比較的考察である。
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