報告
X-線障碍に對する精痘の防禦効果に就て(マウス實驗)
矢追 秀武
1
,
武井 盈
1
,
前田 博司
1
1横濱醫科大學 細菌學教室
pp.25-27
発行日 1951年8月15日
Published Date 1951/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905598
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1.まえがき
精製痘苗の非經口的投與によつて一般抗原の免疫抗體産生作用が著しく増強され,或いはモルモット試驗によつて著しい脱感作作用が認められ精製が遂に喘息を初めとし,多くの所謂アレルギー性疾患の治療に應用される樣になつたことは既報の如くである。1)2)3)4)
更にマウス試驗によつて精痘の發育増進作用が認められ5)組織學的にも諸種の臓器特に内分泌臓器長管骨等の發達を促進することが證明された。6)
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