Japanese
English
特集 血小板凝集
血小板収縮蛋白
Platelet contractile protein and its role on platelet aggregation
巽 典之
1
,
橋本 幸藏
1
,
任 太性
1
,
橋本 孝二
1
,
瓦林 佳子
1
Noriyuki Tatsumi
1
,
Kohzo Hashimoto
1
,
Taesung Im
1
,
Koji Hashimoto
1
,
Keiko Kawarabayashi
1
1大阪市立大学中央臨床検査部
pp.101-109
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904836
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ヒト血小板をトロンビンなどで刺激すると形態変化(shape change)—粘着・凝集—放出の一連の反応がみられる。これらの反応はATPやCa2+を除くことにより抑制をうけることから1),血小板内には細胞運動の基本となる各種の収縮関連蛋白,すなわちアクチンやミオシンの存在が想定され証明されており2),現在の研究の焦点はこれら諸蛋白間の相互反応機構に向けられている。本稿においては血小板収縮蛋白の概念と,これら蛋白質の血小板凝集への関与について述べることにする。
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