話題
「無臭」飼育の試み
秋山 勲
1
,
柳田 昭二
1
Isao Akiyama
1
,
Shoji Yanagida
1
1群馬大学医学部行動医学研究施設行動生理学部門
pp.162-165
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903384
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研究用小動物のケージの清掃は,直接には動物のhandling効果に関係し,一方では生活環境の衛生状態を保持する,筈である。しかし現実には,飼育室の清潔保持どころか,清掃の意欲すら阻害する悪臭との戦いとなる場合が多い。多数のラットを飼育して慢性実験をしている私達は,無臭でしかも清掃に人手のかからない方法はないものだろうかと考えた末に,特別なケージと飼育室を作った。試用して3年になるが所期の目的を達成し,無事故で,完全に省力化の実を上げている。
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