グラフ
ウサギ・マウス・モルモットの飼育法
小山 良修
1
1東京女子医大・薬理学
pp.9-16
発行日 1966年1月15日
Published Date 1966/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915885
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実験動物の飼育は自然のままの飼育ではない。また,動物園の飼育ともちがう。実験のための動物であるから,そこにはさまざまの条件が必要である。系統,病原体感染の有無,飼育室の温度湿度,ケージの大きさ,一定の飼料,雌雄別の飼育,集団と個別,飼育匹数による発育や薬物作用に及ぼす影響などが注意すべき条件となる。一方,飼育者は動物は実験に使用する動物であって野性をおびたままのものではないこと,動物に対して愛情をもつことなどを心がまえとして,飼育,消毒,病気などに対しては充分に努力して注意と処置を怠ってはならない。
ここでは,ウサギ,マウス,モルモットにつき,それぞれの飼育法やとり扱いにつき,ごく一般的なことを写真を加えて説明する。
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