Japanese
English
実験講座
三角形ガラス管微小電極
Triangular glass electrodes
瀬山 一正
1
Issei Seyama
1
1広島大学医学部第一生理学教室
pp.43-44
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903301
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
われわれ広島大学医学部第一生理学教室の研究グループは,2本のガラス管微小電極を用いて膜電位固定法を過去数年行ってきたが,その際,主としてつぎの二つの実験技術上の困難さに直面してきた。第一は微小電極が十分鋭利で細胞内に如何に容易に刺入できるかということであり,第二には鋭利であっても通電に際し必要な電流を一定の波形で流すことができるかということである。これらの問題はわれわれの実験だけでなく現在生理学上の研究で広く用いられている微小電極法のもつ共通の悩みであろうから,もし簡単に解決しうるならば研究向上の一助になると考え,われわれの得た一解決方法に関し広く紹介したいと思い筆を取った次第である。
Copyright © 1979, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.