綜説
Adrenergic Mechanism
佐久間 昭
1
Akira Sakuma
1
1Institute for Cardiovascular Diseases, Tokyo Medical and Dental University
pp.2-13
発行日 1965年2月15日
Published Date 1965/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902601
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
歴史的背景
自律神経系・体性神経系の化学的分類,つまり伝達物質を基準にした末梢神経系の分類はDale(1935)に負うところが大きい。
伝達物質として神経末端からACh(acetylcholine)を遊離するcholine作動線維とsympathinを遊離するadrenaline作動線維とが区別されているが,sympathinの化学的同定やadrenaline作動線維の働きに関しては,とくに紆余曲折の多い道がたどられ,今日に至つている。
Copyright © 1965, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.