特集 受容体1997
Ⅲ.酵素活性内蔵型受容体
1.プロテインキナーゼ
1)チロシンキナーゼ
成長因子受容体
神﨑 展
1
,
小島 至
1
Makoto Kanzaki
1
,
Itaru Kojima
1
1群馬大学生体調節研究所
pp.489-494
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901258
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成長因子の受容体は細胞内領域にチロシンリン酸化酵素(チロシンキナーゼ)活性を持つことが大きな特徴である。いずれの受容体においても,リガンドの刺激によりこの酵素活性が上昇して,シグナルが伝達され,生物作用が引き起こされる。まず,受容体およびその伝達経路について相同的なことを前半で概説し,後半では代表的な成長因子受容体の各論について述べる。
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