特集 受容体1997
Ⅱ.Gタンパク質共役型受容体
1.神経伝達物質・ホルモン
5)ヌクレオシド
アデノシン受容体
佐藤 伸介
1
,
早石 修
1
Shinsuke Satoh
1
,
Osamu Hayaishi
1
1大阪バイオサイエンス研究所
pp.465-467
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901252
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
細胞外にあるアデノシンは,細胞内のATP代謝で生じたアデノシンが細胞外に放出されたものや,神経伝達物質とともに放出されたATPが,細胞外に活性中心を持つエクト型酵素群によって代謝されてアデノシンになったものに由来している。これらのアデノシンは細胞膜上にある受容体に作用して,様々な生理機能の調節に関与することが明らかになっている。
[サブタイプ]アデノシン受容体は,薬理学的・構造的特徴をもとに,現在,A1,A2a,A2b,A3の4種類に分類されている。
Copyright © 1997, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.