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アデノシンデアミナーゼアイソザイム
棚橋 洋子
1
,
牧瀬 淳子
1
1横須賀共済病院中央検査科
pp.1082-1083
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205651
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アデノシンデアミナーゼ(EC3.5.4.4;ADA)はプリン代謝経路に関与する酵素で,その分子サイズの違いからsmall(3万dalton),large(28万dalton),intermediate(10万dalton)の三つに分けられ,抗原性および他の生化学的特性によりsmall,largeはADA1,に,intermediateはADA2の二つのアイソザイムに分けられる.largeは2分子のsmallと分子量約20万daltonのADA活性をもたない糖蛋白(combiningprotein;CP)から成り,CPの存在によってsmallからlargeへの変換は容易に行われるとされている.表1に各formの性質を示した.
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