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特集 病態を変えたよく効く医薬
骨粗鬆症治療薬:活性型ビタミンD3―作用機序
A drug for esteoporisis: active form of vitamin D3
小林 正
1
Tadashi Kobayashi
1
1神戸薬科大学薬学部衛生化学教室
pp.713-716
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901043
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ビタミンD(DにはD2とD3があるが本稿ではD3に限って述べることにする)は腸管カルシウム(Ca)の吸収や骨塩の溶出,形成などに関係し,体内でのCaの恒常性に関係するビタミンである。欠乏症としては,乳幼児のくる病や成人の骨軟化症などが知られている。最近高齢者,特に閉経後の女性に多くみられる骨粗鬆症にもDの関与が明らかにされている。Dの代謝研究の過程で発見された活性型D3は,現在,骨粗鬆症の治療薬として広く使用され効果を挙げている。以下,活性型D3の骨粗鬆症への適用を中心に述べることにする。
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