特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
7.昆虫
ショウジョウバエ
飛翔行動
最上 要
1
1東京大学大学院理学系研究科
pp.570-571
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900838
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目標
ショウジョウバエの飛翔行動は,目の前を何かが横切ったり,足元の安定が失われるといった刺激によって誘起される。これらの刺激は中枢を経て胸部神経節に位置する運動ニューロンの発火を引き起こし,最終的には胸部に存在する筋肉群を興奮させてハエは飛び始める。したがって,これらのサーキットに異常を起こすような突然変異を解析するためには飛翔行動の定量化が必要である。
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