特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
3.マウス・ラツト
日周リズム
篠田 元扶
1
1群馬大学医学部附属動物実験施設
pp.512-513
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900814
- 有料閲覧
- 文献概要
目標
生体内には生物時計があり,生体のリズム現象を支配している。生物時計に対する最も強い同調因子は明暗刺激であり,明暗周期を24時間に統御すれば生体リズムはこれに正確に同調する。生体リズムの中でもとくに行動活性のリズムは明瞭で観察が容易であり,そのリズム性を解析することにより行動機能の変化を知ることができる。また,生体リズムは遺伝支配を受けていると考えられることから,行動リズムを指標として分子レベルの異常を検討することも可能と思われる。
Copyright © 1994, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.