特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
Ⅲ.間葉系細胞株
線維芽細胞
ラット:NRK-49F
本郷 敏雄
1
,
佐藤 和子
1
,
佐藤 温重
1
1東京医科歯科大学歯学部歯科理工学第二講座
pp.437
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900432
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■樹立の経緯
Normal Rat Kidney Cell Line(NRK)-49F細胞は1966年にH. Duc-Ngugenらによって正常Osborne-Mendelラット腎から作成されたNormal Rat Kidney Cell Lineの初期継代細胞から分離されたサブクローンの一つでJ. E. DeLarcoとG. J. Todaro1)により樹立された培養細胞である。Normal Rat Kidney Cell Lineの初期継代細胞は線維芽様細胞と上皮性細胞が混在していたが,J. E. DeLarcoとG. J. Todaroにより分離され,線維芽様細胞はNRK-49F,上皮性細胞はNRK-52Eと命名された。
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