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特集 神経系に作用する薬物マニュアル
Ⅲ.代謝的に作用する薬物
代謝回転に作用する薬物
ノルアドレナリン減少剤
Noradrenaline depletors
高柳 一成
1
,
佐藤 光利
1
Issei Takayanagi
1
,
Mitsutoshi Satoh
1
1東邦大学薬学部薬理学教室
pp.494-495
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900269
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「概説」
Guanethidine,reserpine,6-hydroxydopamine(6-OHDA)およびDSP-4は,受容体を遮断することにより作用を発現する拮抗薬とは異なり,ノルアドレナリン(NA)神経終末におけるNAの貯蔵部位への取り込みおよび生合成を阻害,あるいは偽伝達物質として取り込まれNAと置換することなどによりNA神経終末内のNAを枯渇させ,神経遮断作用を現す。臨床的には,guanethidineおよびreserpineがおのおの血圧降下薬およびトランキライザーとして用いられている。これらの薬物は,それぞれの薬理,生理作用の違いから実験上有用なNA減少剤として多く用いられている。
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