増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅱ.先端モデル動物支援プラットフォーム(AdAMS)
ⅱ.病理形態解析支援
新生仔豚仮死モデルを用いた水素ガス吸入療法の脳保護効果について
中村 信嗣
1
,
日下 隆
1
Nakamura Shinji
1
,
Kusaka Takashi
1
1香川大学医学部小児科学講座
キーワード:
新生児低酸素性虚血性脳症
,
新生仔豚
,
水素ガス
Keyword:
新生児低酸素性虚血性脳症
,
新生仔豚
,
水素ガス
pp.450-451
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
脳性麻痺の原因の一つである新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)に対する軽度低体温療法(TH)の治療効果には限界がある。このため,THに併用する新たな新規脳保護治療が必要である。筆者らは,分子状水素の抗酸化作用に着目し,独自に開発した新生仔豚仮死モデルを用いて,脳機能モニタリングと病理組織学的評価から水素ガス吸入療法の脳保護効果を検証している。本稿では,HIEに対する水素ガス吸入療法の最近の知見を述べる。
Copyright © 2024, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.