Japanese
English
特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ
Ⅵ.高速分子動画の実例:光作動性タンパク質
光活性化アデニル酸シクラーゼ合成酵素の活性化機構の解明
Activation mechanisms of photoactivated adenylyl cyclase
石本 直偉士
1
,
朴 三用
1
Ishimoto Naito
1
,
Park Sam-Yong
1
1横浜市立大学大学院生命医科学研究科構造創薬科学研究室
キーワード:
構造生物学
,
時分割構造解析
,
光遺伝学
,
シグナル伝達
,
光受容タンパク質
Keyword:
構造生物学
,
時分割構造解析
,
光遺伝学
,
シグナル伝達
,
光受容タンパク質
pp.257-262
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201863
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Cyclic AMP(cAMP)は,軸索伸長や遺伝子発現などの細胞内応答を制御するセカンドメッセンジャーである。シアノバクテリア由来の光活性化アデニル酸シクラーゼOaPACは,光によりATPをcAMPに変換する酵素である。構造は解明されているものの,光による構造変化や触媒活性の機構は不明である。OaPACの反応機構を解明するため,X線自由電子レーザー(X-ray free-electron laser;XFEL)と放射光施設を用いて,構造生物学的観点から幅広い時間スケールでダイナミックな構造変化を分子動画としての撮影に挑戦している。
Copyright © 2024, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.