今月の主題 臨床検査の標準化
座談会
酵素活性値の標準化は可能か
鈴木 宏
1
,
大久保 昭行
2
,
堀尾 武一
3
,
小川 善資
4
,
北村 元仕
5
1山梨医科大学内科
2東京大学医学部臨床検査医学
3大阪大学附属蛋白質研究所酸素反応学部門
4北里大学衛生学部臨床化学教室
5虎の門病院生化学科
pp.1598-1607
発行日 1984年11月15日
Published Date 1984/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912419
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酵素活性は種々の測定原理に基づいて測定されるが,表示される酵素活性値の単位がさまざまであるために,また同単位であっても存在する施設間差のために,臨床の,検査室の,あるいは医学教育の現場に混乱とひずみとをもたらしている.酵素活性値を相互に比較することを可能にし,意味のあるものとすることができる共通の「尺度」はあるのだろうか.
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