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特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
Ⅲ.金属種の置換によるタンパク質機能の新たな制御
分泌経路における銅酵素と亜鉛酵素の活性化機構
Mechanism of activation of copper or zinc enzymes in the early secretory pathway
神戸 大朋
1
Kambe Taiho
1
1京都大学大学院生命科学研究科
キーワード:
銅酵素
,
亜鉛酵素
,
ATP7A・ATP7B
,
ZNT5-6・ZNT7
,
配位
Keyword:
銅酵素
,
亜鉛酵素
,
ATP7A・ATP7B
,
ZNT5-6・ZNT7
,
配位
pp.143-147
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201836
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細胞膜上や細胞外,細胞小器官内腔で機能する金属酵素は,分泌経路において,金属トランスポーターから金属(補因子)を獲得して,アポ型(不活性型)からホロ型(活性型)へと変換されると考えられる。本稿では,金属酵素のなかでも特に銅酵素と亜鉛酵素に焦点を当て,近年明らかになりつつある金属トランスポーターを介した活性化機構について概説する。
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