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実験講座
脳を標的とするAAVベクターの最新動向
Latest progress of brain-targeting AAV vectors
平井 宏和
1,2
Hirai Hirokazu
1,2
1群馬大学未来先端研究機構ウイルスベクター開発研究センター
2群馬大学大学院医学系研究科脳神経再生医学分野
キーワード:
AAV
,
細胞種特異的プロモーター
,
血液脳関門
,
カプシド
,
霊長類
Keyword:
AAV
,
細胞種特異的プロモーター
,
血液脳関門
,
カプシド
,
霊長類
pp.184-189
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201843
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アデノ随伴ウイルス(adeno-associated virus;AAV)ベクターは,生命科学研究や難病の遺伝子治療に不可欠なものとなりつつある。10年ほど前まではユビキタスなプロモーターを搭載し,非特異的に遺伝子発現するAAVを直接組織に注入していたが,近年,様々な標的細胞種に特異的に遺伝子発現するAAVや,静脈内投与で血液脳関門を効率的に透過するAAVが開発され,応用範囲が爆発的に広がっている。本稿では,脳を標的としたAAVベクター遺伝子導入技術の最近の進歩を紹介する。
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