増大特集 代謝
Ⅳ.代謝と免疫
代謝介入による抗腫瘍免疫の変化
鵜殿 平一郎
1
,
Ruoyu Chao
1
,
徳増 美穂
1
,
西田 充香子
1
Udono Heiichiro
1
,
Ruoyu Chao
1
,
Tokumasu Miho
1
,
Nishida Mikako
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域免疫学分野
キーワード:
腫瘍浸潤CD8T細胞
,
CD8TILs
,
グルタミン代謝
,
酸化的リン酸化
,
解糖系
,
インターフェロンγ
,
抗酸化ストレス応答
Keyword:
腫瘍浸潤CD8T細胞
,
CD8TILs
,
グルタミン代謝
,
酸化的リン酸化
,
解糖系
,
インターフェロンγ
,
抗酸化ストレス応答
pp.474-475
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201760
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固形腫瘍に浸潤したCD8T細胞(CD8TILs)は,腫瘍退縮に必須である。がん細胞数とCD8TILsの数は数千倍以上の開きがあるが,どのようなメカニズムで大量のがん細胞が死滅するのか,実はよくわかっていない。この問いに対し“がん細胞と免疫細胞の代謝競合”という概念は,シンプルな答えを提示する。要は代謝が旺盛なほうの勝ちで,その意味で代謝介入による抗腫瘍免疫の増強という概念は重要となる。
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