増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅲ.ヒト疾患研究
b)神経変性疾患
アルツハイマー病とタウタンパク質
前田 純宏
1
Maeda Sumihiro
1
1慶應義塾大学医学部生理学教室
キーワード:
タウ線維
,
不溶性
,
オリゴマー
,
タウ凝集阻害剤
,
バイオマーカー
Keyword:
タウ線維
,
不溶性
,
オリゴマー
,
タウ凝集阻害剤
,
バイオマーカー
pp.488-489
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201597
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アルツハイマー病患者脳内においてみられる特徴的な病理像と言えば,アミロイドβ(Aβ)とタウタンパク質による老人斑と神経原線維変化である。本稿では,主にタウタンパク質に焦点を当てて,その神経毒性発揮機構と,バイオマーカーの開発,それらを標的とした治療薬開発の現状と,今後の展開を概説した。
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