増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅲ.ヒト疾患研究
a)精神疾患
統合失調症の神経生物学のゲームチェンジャー
笠井 清登
1
,
柳下 祥
2
Kasai Kiyoto
1
,
Yagishita Sho
2
1東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻臨床神経精神医学講座
2東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター構造生理学
キーワード:
統合失調症
,
思春期
,
社会環境体験の履歴
,
ドーパミンと汎化・弁別
,
グルタミン酸仮説との統合
Keyword:
統合失調症
,
思春期
,
社会環境体験の履歴
,
ドーパミンと汎化・弁別
,
グルタミン酸仮説との統合
pp.464-465
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201585
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統合失調症の脳病態解明研究は国際的に着実に進歩がみられ,革新脳や国際脳などの日本の研究プロジェクトの貢献も大きい。同時に,従来の還元主義的な生物医学的パラダイムからの転回の必要性が明らかになり,今後“ゲームチェンジ”をもたらす研究に取り組む必要がある1,2)。
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