増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅱ.脳機能マッピングのための新規技術開発
広視野2光子顕微鏡FASHIO-2PMの開発とその高機能化に向けて
上森 寛元
1
,
太田 桂輔
2
,
村山 正宜
1
Uwamori Hiroyuki
1
,
Ota Keisuke
2
,
Murayama Masanori
1
1理化学研究所脳神経科学研究センター触知覚生理学研究チーム
2東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻神経生化学分野
キーワード:
in vivoカルシウムイメージング
,
大規模神経ネットワーク
,
多色・多平面イメージング
,
光遺伝学的手法
Keyword:
in vivoカルシウムイメージング
,
大規模神経ネットワーク
,
多色・多平面イメージング
,
光遺伝学的手法
pp.426-427
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201566
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近年,神経活動を記録する手法である細胞外記録やカルシウムイメージングによって,同時記録可能な神経細胞数が大規模化してきている。この向上により,大規模神経ネットワークの構造や大規模神経細胞群によって行われる情報表現などに関する新しい報告がなされるようになった。本稿では,カルシウムイメージングによる大規模記録を可能とした広視野2光子顕微鏡を紹介し,それを更に機能拡張した高機能型広視野顕微鏡の開発に関して,その展望を述べる。
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