Japanese
English
連載講座 ヒトを知るモデル動物としてのゼブラフィッシュ-5
イメージングによる循環器発生機構の解明
Deciphering molecular mechanism underlying circulation
中嶋 洋行
1
,
望月 直樹
1
Nakajima Hiroyuki
1
,
Mochizuki Naoki
1
1国立循環器病研究センター研究所細胞生物学部
キーワード:
中胚葉
,
造血幹細胞
,
血流
,
ニッチ
,
血管新生
Keyword:
中胚葉
,
造血幹細胞
,
血流
,
ニッチ
,
血管新生
pp.267-271
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201515
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循環器疾患の病態解明のためのゼブラフィッシュの有用性は,遺伝子や分子の機能を個体で調べられるだけではなく,個々の細胞の振る舞いを調べることが可能な点である。細胞外環境と細胞内情報伝達系の制御に従って臓器形成や維持がなされているのか? 個々の細胞や細胞周囲との協調や競合はいかに調節されているのか? などをイメージングにより観察することができる有用なモデルである。特に循環器(心臓,脈管)形成は,他臓器形成に先行する。酸素や栄養素の供給が不可欠だからである。
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