Japanese
English
特集 細胞機能の構造生物学
Ⅱ.細胞膜
回転分子モーターV1-ATPaseの回転機構
Rotation mechanism of V1-ATPase molecular rotary motor
山登 一郎
1
,
鈴木 花野
2
,
村田 武士
2
Yamato Ichiro
1
,
Suzuki Kano
2
,
Murata Takeshi
2
1東京理科大学大学院基礎工学研究科
2千葉大学大学院理学研究院
キーワード:
V1-ATPase
,
回転分子モーター
,
熱ラチェットモデル
,
エネルギー変換
,
非対称構造
Keyword:
V1-ATPase
,
回転分子モーター
,
熱ラチェットモデル
,
エネルギー変換
,
非対称構造
pp.333-337
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201185
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V1-ATPaseは,腸内連鎖球菌Enterococcus hiraeの細胞膜で細胞内Na+の排出を担うV型ATPaseの触媒頭部部分である。その非対称構造から,四次構造を持つタンパク質の示す協同性の秘密が明らかになった。そうした知見に基づき,ATPの化学エネルギーを利用して回転の運動エネルギーに変換する本モーターの分子メカニズムを提案する。
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