増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅰ.解剖学・発生学・細胞生物学
月田承一郎(1953-2005)—徹底的に形態学を利用した分子生物学
古瀬 幹夫
1
Furuse Mikio
1
1自然科学研究機構生理学研究所細胞構造研究部門
キーワード:
細胞間接着
,
タイトジャンクション
,
クローディン
,
電子顕微鏡
Keyword:
細胞間接着
,
タイトジャンクション
,
クローディン
,
電子顕微鏡
pp.380-381
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201027
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月田承一郎博士は,電子顕微鏡形態学をベースとしたユニークな分子細胞生物学を展開し,上皮のバリア機能を担う細胞間結合タイトジャンクションの主要構成分子群の同定と生理機能の解明において決定的な貢献を果たした。その成果は,細胞生物学にとどまらず,上皮バリアや上皮輸送にかかわる病態の研究にも大きく波及している。
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