Japanese
English
特集 メカノバイオロジー
Ⅳ.生体構造の力学モデリングとシミュレーション
細胞と組織をつなぐ新しいクラスの連続体モデル
Multi-scale continuum model of epithelial mechanics
杉村 薫
1
,
石原 秀至
2
Sugimura Kaoru
1
,
Ishihara Shuji
2
1京都大学物質-細胞統合システム拠点
2東京大学総合文化研究科
キーワード:
個体発生
,
連続体モデル
,
レオロジー
,
内部自由度
,
階層性
Keyword:
個体発生
,
連続体モデル
,
レオロジー
,
内部自由度
,
階層性
pp.333-338
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201009
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
個体発生過程では,個々の細胞が集団として協調的に振る舞い,組織が正しく成長し変形することで,自然界に存在する多様な動植物の形ができあがる。したがって,個体発生における組織の成長と変形を理解するためには,細胞と組織の階層間の関係を理解する必要がある。本稿では,この目的のために筆者らが開発した,細胞の形態や配置を内部自由度に持つ新しいクラスの連続体モデルを取り上げ,その設計思想と発展可能性について解説する。
Copyright © 2019, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.