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連載講座 生命科学を拓く新しい実験動物モデル−18
コウモリの音響ナビゲーション—生物に学ぶセンシング技術
Acoustic navigation of bats
飛龍 志津子
1
,
長谷 一磨
1
Hiryu Shizuko
1
,
Hase Kazuma
1
1同志社大学生命医科学部
キーワード:
エコーロケーション
,
超音波
,
センシング
Keyword:
エコーロケーション
,
超音波
,
センシング
pp.155-161
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200974
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コウモリはイルカと並んで生物ソナーと呼ばれ,超音波を用いた優れた反響定位(エコーロケーション)能力を持つ。生物が生得する高度な機能やその運用方法には,様々な技術に役立つ知見が秘められている。昨今,自動運転技術などを例にセンシングのニーズが急速に強まってきた。センサの数や種類も増え,情報のビックデータ化が加速しているなか,少し立ち止まって動物に目を向け,シンプルな機構で高度な技を成す,彼らのセンシングシステムに学ぶ意義は大きい。
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