Japanese
English
特集 生体膜のバイオロジー
Ⅲ.動態
エクソサイトーシスの分子機構
Molecular mechanism of exocytosis
高橋 倫子
1
Takahashi Noriko
1
1北里大学医学部生理学
キーワード:
膜融合
,
カルシウム
,
神経伝達物質
,
ホルモン分泌
Keyword:
膜融合
,
カルシウム
,
神経伝達物質
,
ホルモン分泌
pp.227-232
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200799
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開口放出(エクソサイトーシス;exocytosis)は,分泌小胞と細胞膜が融合することにより,小胞内腔と細胞外が交通し,内容物が細胞外へ放出される過程である。水溶性の生理活性物質や神経伝達物質の放出を担い,生体の恒常性維持や知覚・活動に深くかかわっている。脂質二重膜の再構成を伴う,複雑な要素過程から成り立つが,近年,様々な分析測定法や遺伝子改変技術などを組み合わせることにより,その分子機構が解明されてきた。
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