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特集 生体膜のバイオロジー
Ⅱ.構造
BARドメインタンパク質と細胞骨格による細胞膜の構造構築
The morphogenesis of plasma membrane by the BAR domain superfamily proteins and the actin cytoskeleton
西村 珠子
1
,
末次 志郎
1
Nishimura Tamako
1
,
Suetsugu Shiro
1
1奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科分子医学細胞生物学研究室
キーワード:
BARタンパク質
,
アクチン細胞骨格
,
脂質膜
Keyword:
BARタンパク質
,
アクチン細胞骨格
,
脂質膜
pp.203-207
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200794
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Bin-Amphiphysin-Rvs(BAR)ドメイン含有タンパク質(BARタンパク質)は,ヒトにおいては約70種同定されている。BARドメインは湾曲した立体構造を持つ細胞質性の膜結合ドメインで,多量体を形成して膜の形を制御するユニークな性質を持つ。BARタンパク質はまた,細胞骨格の制御分子と相互作用して,アクチン細胞骨格と協働する。
本稿では,BARタンパク質と細胞骨格を介した細胞膜の構造構築機構について概説する。
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