増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅳ.狙ったものを動かす
CRISPR-Cas9システムの光操作技術
佐藤 守俊
1
Sato Moritoshi
1
1東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
キーワード:
CRISPR-Cas9
,
ゲノム編集
,
光遺伝学
,
光操作
,
光スイッチタンパク質
,
Magnetシステム
Keyword:
CRISPR-Cas9
,
ゲノム編集
,
光遺伝学
,
光操作
,
光スイッチタンパク質
,
Magnetシステム
pp.490-491
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200709
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光を使って生命現象を光で“操る”ことができるとしたら,ライフサイエンスや医療はどうなるであろうか? 例えば,ゲノムの塩基配列を光で自由自在に書き換えたり,遺伝子のはたらきを自由自在に制御できるようになったらどうであろうか? 光が得意とする高い時間・空間制御能をもってすれば,狙ったtime windowのみで,狙った生体部位のみで,様々な生命機能や疾患をコントロールできるかもしれない。本稿では,このような未来の実現を目指した筆者らの研究の一端を紹介する。
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