増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅳ.炎症・線維化
動脈硬化と高感度CRP(high-sensitive C-reactive protein)
髙橋 伯夫
1
Takahashi Hakuo
1
1幸生会琵琶湖中央病院
キーワード:
高感度CRP
,
血管炎症
,
動脈硬化
,
マクロファージ
,
酸化ストレス
Keyword:
高感度CRP
,
血管炎症
,
動脈硬化
,
マクロファージ
,
酸化ストレス
pp.432-433
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200503
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酸化ストレスなどによる軽度の血管炎症が,動脈硬化病変の進展に重要な役割を演じることが明らかになり,それと平行して,その病態を評価するバイオマーカーとして高感度CRPが着目されてきた。他方,CRPは単なる炎症マーカーではなく,炎症の局所で炎症細胞上の受容体に結合して,細胞を活性化するなどして動脈硬化病変の形成にも積極的にかかわっていることが明らかになって,ますます動脈硬化との密接な関係が明確になってきた。
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