増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅰ.循環器疾患・血液疾患
心疾患のバイオマーカー:臨床的意義と今後の展望
渡邉 亮
1
,
田中 敏博
1
,
磯部 光章
2
Watanabe Ryo
1
,
Tanaka Toshihiro
1
,
Isobe Mitsuaki
2
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科疾患多様性遺伝学分野
2東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科循環制御内科学分野
キーワード:
クレアチニンキナーゼ
,
CK
,
心臓由来脂肪酸結合タンパク質
,
H-FABP
,
心筋トロポニン
,
cTn
,
心筋ミオシン軽鎖
,
MLC
,
マイクロRNA
,
miRNA
Keyword:
クレアチニンキナーゼ
,
CK
,
心臓由来脂肪酸結合タンパク質
,
H-FABP
,
心筋トロポニン
,
cTn
,
心筋ミオシン軽鎖
,
MLC
,
マイクロRNA
,
miRNA
pp.376-377
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200475
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疾患を早期に発見し,的確に診断するうえでバイオマーカーは重要な役割を果たす。心疾患においては,心筋の収縮やエネルギー代謝にかかわる分子が心筋傷害のバイオマーカーとして現在用いられている。近年では,遺伝子の発現を転写後に制御するマイクロRNAが感度や特異性に優れた新たなバイオマーカーとして注目されている。本稿では,現在用いられている心疾患のバイオマーカーの臨床的意義とバイオマーカー研究の今後の展望について述べる。
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