増大特集 細胞表面受容体
●構造的特徴:12回膜貫通型◆受容体の遺伝子:PTCH1, SMO
ヘッジホッグ受容体Ptch1の機能
元山 純
1
Motoyama Jun
1
1同志社大学大学院 脳科学研究科
pp.382-383
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101476
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12回膜貫通型の膜蛋白質であるパッチド1(Patched1:Ptch1)は細胞表面にあるヘッジホッグ(Hedgehog:Hh)の受容体であり,膜蛋白質であるスムースンド(Smoothened:Smo)と共にHhシグナルの受容に必須である。Hhは分泌蛋白質であり,脊椎動物や無脊椎動物での発生や出生後の組織構築・維持に必須である。Hhシグナル伝達についての全般的な総説は最近発表されたので,ここでは脊椎動物のHhシグナル伝達の基本メカニズムとHh受容体Ptch1の機能について解説する1)。
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