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特集 小脳研究の課題
小脳シナプス回路の発達とその分子機構
The development of the cerebellum synapse circuit and the molecular mechanism
渡辺 雅彦
1
Masahiko Watanabe
1
1北海道大学大学院 医学研究科 解剖学講座 解剖発生学分野
pp.274-280
発行日 2011年8月15日
Published Date 2011/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101155
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小脳はその回路構築が最もよくわかっている中枢領域の一つである。このためシナプスの動作原理から機能分子の役割まで,小脳はよい解析対象として利用される。本稿の前半では,まず小脳のシナプス回路網を概説する。後半では小脳情報処理系の統合的ニューロンであるプルキンエ細胞の興奮性シナプス回路の発達について,これまで明らかになっている分子機構について紹介する。
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