特集 シナプスをめぐるシグナリング
1.受容体
神経活動によって調節される局所GABAA受容体の機能
岩井 陽一
1
,
俣賀 宣子
2
Yoichi Iwai
1
,
Nobuko Mataga
2
1理化学研究所 脳科学総合研究センター 神経回路発達研究チーム
2理化学研究所 脳科学総合研究センター 研究基盤センター 生体物質分析支援ユニット
pp.390-391
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101019
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興奮性-抑制性伝達のバランスが適切に保たれることは脳内の情報処理や可塑性に重要であり,その不均衡はてんかんや統合失調症といった様々な神経疾患を引き起こすと考えられている。近年,脳活動に応じて抑制性伝達が巧妙に調節されることが報告された。そこで,主要な抑制性伝達を仲介するGABAA受容体に焦点をあて,その一部を紹介する。
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