特集 伝達物質と受容体
1.アミノ酸
抑制性
GABAA受容体と蝸牛の興奮性毒性の予防
田渕 経司
1
,
原 晃
1
Keiji Tabuchi
1
,
Akira Hara
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科耳鼻咽喉科
pp.376-377
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100879
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[用いられた物質/研究対象となった受容体]
カイニン酸,ビククリン/GABAA受容体
グルタミン酸は蝸牛内有毛細胞と求心性神経間の神経伝達物質と考えられている。過剰なグルタミン酸は蝸牛求心性神経の神経興奮性毒性を惹起し,聴覚障害をきたす。本稿では蝸牛求心性神経の興奮毒性とγ-aminobutyric acid(GABA)受容体作動によるその抑制について概説する。
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