Japanese
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特集 分子進化学の現在
ホヤのゲノムから見た脊索動物の進化
Evolution of chordate viewed from the Ciona intestinalis genome
濱口 誠
1
,
佐藤 矩行
1
,
川島 武士
1
Makoto Hamaguchi
1
,
Noriyuki Satoh
1
,
Takeshi Kawashima
1
1京都大学大学院理学研究科動物学教室
pp.247-251
発行日 2004年6月15日
Published Date 2004/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100699
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2002年12月のScience誌にカタユウレイボヤ(Ciona intestinalis)のドラフトゲノム読了についての論文が掲載された1)。その後この1年の間にホヤ研究者グループによって一連のアノテーション論文が報告されており,このホヤのゲノム中にどのような遺伝子がいくつコードされているのかについて詳しくわかってきた2-6)。これらの論文で明らかにされたホヤゲノムにコードされる遺伝子の特徴とそこから見た脊索動物の進化について,ゲノム解読以前の知見との比較を交えながら以下に紹介したい。
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