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特集 構造生物学の現在と今後の展開
電子顕微鏡立体構造解析法が拓いた世界,これから拓く世界
Where cryo-electron microscopy is and where it is going
藤吉 好則
1
Yoshinori Fujiyoshi
1
1京都大学大学院理学研究科生物物理学教室
pp.586-592
発行日 2005年12月15日
Published Date 2005/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100417
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神経細胞などにおける情報伝達の中心に位置するチャネルや受容体は,膜に内在するいわゆる膜タンパク質であるために,X線結晶学やNMR法による構造解析が飛躍的に進歩した現在においても,それら膜タンパク質の構造解析は困難な研究課題として残されている。このような膜タンパク質の構造を脂質に入った状態で解析できる方法として,電子線結晶学は有力な候補となりつつある。
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