特集 今知っておきたい認知症診療—専門医×プライマリ・ケア医で築くこれからの現場力
【Q&A】
Q5 認知症サポート医と認知症サポーター制度とは?
澤田 親男
1
1北山病院
キーワード:
認知症サポート医
,
地域連携
,
認知症サポーター
,
オレンジリング
Keyword:
認知症サポート医
,
地域連携
,
認知症サポーター
,
オレンジリング
pp.767-768
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360070767
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●認知症サポート医
認知症サポート医(以下、サポート医)は「国立研究開発法人国立長寿医療研究センター認知症サポート医養成研修実施要綱」に定められた研修(研修内容は数年ごとに適宜更新されている)を受けた者が認定される1)。政府は2025年までに全国で16,000名の修了を目標としている。サポート医のなかには各種学会の認知症専門医や地区医師会で地域連携を担当する医師もいる。サポート医はかかりつけ医や医療・介護の従事者などを対象とした認知症対応力向上を図るための研修の企画立案や、講師・かかりつけ医の認知症診断などに関する相談役・アドバイザーとなるほか、他のサポート医との連携体制の構築や初期集中支援チームへの積極的な参加などを含めた地域医師会と地域包括支援センターとの連携づくりへの協力など、地域連携の推進役を担っている。
サポート医同士の連携は都道府県や指定市の医師会単位で行うことが多いようだが、例えば京都府では「認知症サポート医連絡会」を年2回定期的に開催し、サポート医に対するフォローアップ研修なども実施している。2023年以降は抗アミロイドβ抗体薬に関する研修会も複数回開催された。新しい治療薬という選択肢を見逃さないためにも、かかりつけ医と専門医療機関のかけ橋の役割を果たすサポート医の存在意義は今後も高まると考えられる。新しい治療薬の適応のない患者や、治療中断または終了後の患者の支援にもサポート医は大きな役割を期待されている。
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