構造式で語る医学│薬物の交差反応や意外な副作用を学ぼう!・15
垣根を越えるステロイドホルモン
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
pp.328-333
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360030328
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ステロイドホルモンの役割分担
図1にヒトにおけるステロイドホルモン合成系路を示します。横方向に代謝されるとステロイド骨格が変わることは前回説明しました。プレグナン型(アルドステロン、コルチゾール;図1うす緑色)のステロイドは鉱質コルチコイドや糖質コルチコイド、アンドロスタン型(テストステロン;図1水色)は男性ホルモン、エストロン型(エストラジオール;図1桃色)は女性ホルモンとして役割分担が明確になっています。しかし、薬剤によっては、これらの垣根を越える効果を発揮します。今回はそのような薬剤をいくつか取り上げて解説します。

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