特集 —初診・救急外来で出合う—精神疾患と間違えやすい内科疾患
【各論】
Case 10 動悸・胸痛・尿意で中途覚醒する70代男性
佐藤 瑠璃香
1
,
横川 大樹
1
1千葉大学医学部附属病院 総合診療科
キーワード：
restless X syndrome
,
restless legs syndrome
,
むずむず脚症候群
,
睡眠障害
,
鉄欠乏症
Keyword:
restless X syndrome
,
restless legs syndrome
,
むずむず脚症候群
,
睡眠障害
,
鉄欠乏症
pp.298-303
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350030298
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Case
患者：75歳、男性。
主訴：夜間の息苦しさ、動悸、胸痛、頻尿、不眠
現病歴：4年半前より毎晩4回ほど息苦しさ、動悸、胸痛を伴う尿意で中途覚醒するようになった。そのまま再入眠はできず、臥位のまま深呼吸を繰り返すことで胸部症状が改善し、トイレに立ち少量の排尿をすると尿意は改善したため、再入眠できていた。循環器内科や泌尿器科など複数診療科で精査されたが原因不明であり、当科を受診した。
既往歴：9年前に前立腺肥大症に対して経尿道的前立腺レーザー核出術
家族歴：なし
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
