特集 ホスピタリストのための精神科の知識
7.パーソナリティ症—患者対応のポイントを押さえよう
春口 洸希
1,2
Koki HARUGUCHI
1,2
1Icahn School of Medicine at Mount Sinai
2Mount Sinai-Behavioral Health Center
pp.761-765
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120040761
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パーソナリティ症,特にボーダーラインパーソナリティ症の場合,患者の暴言や自殺のほのめかしなどにより,若い医師や看護師が対応に困るケースがある。暴言こそないものの,嘘や不当な要求であちこちでトラブルを起こすタイプの患者もいる。こうした患者が内科に入院した際にどう付き合うかは切実な課題である。
本稿では,救急外来や内科病棟で対応が必要になる,3つの代表的なパーソナリティ症について概説しつつ,その対応についても取り上げる。

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