特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 3 治療
(24) European guideline on management of major bleeding and coagulopathy following trauma:sixth edition—大量出血による防ぎ得る外傷死を減らすための体系的アプローチ
高端 恭輔
1
Kyosuke TAKAHASHI
1
1兵庫県立西宮病院 救命救急センター
キーワード:
初期蘇生
,
大量出血
,
preventable death
,
外傷性凝固障害
Keyword:
初期蘇生
,
大量出血
,
preventable death
,
外傷性凝固障害
pp.127-134
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010127
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はじめに:大量出血による外傷性凝固障害の管理に関するガイドライン第6版の要点と改訂ポイント
外傷後の大量出血および外傷性凝固障害の管理に関するガイドライン第6版は,病院搬送から時系列に沿って9つの章に39の推奨事項で構成されている。第5版(2019年)からの改訂版で,各推奨事項に関連性の高い文献のみを引用する簡潔化された構成へ変更された。今回新たに,高酸素血症の回避,病院前超音波検査とPOCUS(point-of-care ultrasound),病院前の血液製剤の使用,permissive hypotensionの推奨,血小板輸血の早期投与,第Ⅹa因子阻害薬の拮抗薬(アンデキサネット アルファ)などが組み込まれた。大量出血と外傷性凝固障害に対する適切な診断と指標に基づく凝固戦略を行うことで,外傷による防ぎ得る外傷死preventable deathを減らせると強調している。

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